考えるタネと物のミカタ

たくさんの物の見方から、考えるタネが生まれて

人のやる気について

 人という生き物の非常に面白いところ、それは「やる気」が変化をするところであると思うのです。他の生物にも、体力が有る無しとかではなくて、モチベーションの有る無しで行動が変わる生物っているのだろうか。人間は、会話をした時や、ストーリーを知った時に感動したり、じゃぁ俺も私もと気持ちが変わる瞬間がある。そんなに長続きはしないのだが、その時の気持ちの変化は私自身も経験があるが、一瞬出会っても「よしやるぞ!」という勢いはすごいな、と思うのです。先日、ある船の団長をやった親友が言っていたのだが、400人の乗船者の気持ち一つ一つの移り変わりが手にとってわかるし、それが船という1つの生き物の細胞のように感じる。一人ひとりの気持ちの変化で、良くも悪くもなっていく。
 
 自分でやる気を出すために自己啓発セミナーとか行く人がいるけど、その時点でやる気があると思うんですよね。そういうセミナーとか本とかを読みはしないけど、でもやる気は欲しいと思う人がほとんどだと。その場合の解決方法って、もしかしたら自分の事を棚にあげて、周りの人にやる気を出させることかもしれない。と最近感じた。自分のやる気をださせるのってものすごく大変だけど、周りの人にいうのって楽だもの。でもその行為が巡り巡って、誰かが自分にそういうやる気を出させる言葉をかけてくれる、そんな気がする。
 
 だから、私は周りの人を褒めて、励まして、どんどんやる気のある人にしていきたいと思う。とこの文章を書いていて思った。