考えるタネと物のミカタ

たくさんの物の見方から、考えるタネが生まれて

【詩】宇宙の細胞

細胞が

 
一生懸命がんばっている
 
ちからを振り絞って 屈伸している
 
細胞は 彼は 屈伸をやりたくて仕方ない
 
やりたくて やりたくて 仕方ない
 
だからがんばってる
 

 

 
実は
 
彼は筋肉の細胞の一部
 
筋肉自体が伸びたり縮みたがってるんだ
 
筋肉が頑張ってる
 
 
 
実は
 
筋肉はふとももの筋肉の一部
 
ふともも自体が動きたがっているんだ
 
ふとももの筋肉が頑張ってる
 
 
 
実は
 
ふとももの筋肉は足の一部
 
足が前に進もうとしてるんだ
 
足が頑張ってる
 
 
 
実は
 
足はあなたの一部
 
あなたが頑張ってる
 
 
 
実は あなたは会社に遅刻しないように
 
電車に乗り遅れないように走っている
 
 
 
もう、これ以上足が前にでなくなっても
 
ふとももの筋肉が悲鳴をあげても
 
ふとももの筋肉の細胞が
 
これ以上無理と思っても
 
あなたは目的を達成するために
 
 
 
あなたの 足の ふとももの筋肉の 細胞を
 
助けるために
 
パンをかぶりつきながら走っている
 
細胞に栄養を送っている
 
 
 
だから彼は 細胞は もっと頑張れる
 
彼は屈伸したくて仕方がないんだ
 
 
 
彼は、実はあなたが電車に乗り遅れないように
 
走っているなんてことは知らない
 
 
 
彼は、彼自身の自己実現のために
 
屈伸したいと思っている
 
強く思っている
 
 
 
へこたれそうになっても、栄養という助けが
 
どこからか知らないけど、与えられるから、
 
もっと、もっとがんばれる。
 
彼は屈伸できるんだ
 
 
 
 
 
 
 
あなたは
 
電車に乗り遅れないように走っている
 
 
 
実は今走っているから
 
途中荷物をたくさんもったおばあちゃんと
 
すれ違うことができる
 
 
 
あなたはおばあちゃんの荷物を持ってあげる
 
おばあちゃんは お礼をしたいという
 
後日おばあちゃんの家に招待される
 
 
 
実はおばあちゃんの旦那さんは
 
出版社に勤めている
 
あなたが詩を書くのが好きだということを
 
知るとその旦那さんは
 
是非紙面の詩にコメント書いてほしいといわれる
 
 
 
その紙面の中で あなたは素晴らしい詩と出会う
 
それがきっかけであなたはミャンマーに行くことを決める
 
 
 
ミャンマーでいつしか僧侶となる
 
そのとき出会った旅人に送った詩が
 
世界中で読まれ、語られ ノーベル平和賞を受ける
 
 
 
あなたは地球を救う
 
 
 
あなたが
 
人々の心に宿る悪を
 
退治する細胞だから
 
 
 
 
 
実は
 
地球は
 
 
 
地球は生きようとしている
 
地球が頑張っている
 
 
 
実は
 
宇宙が生きようとしている
 
宇宙が頑張っている
 
 
 
 
 
 
彼は 
 
あなたの足のふとももの筋肉の細胞は
 
そんなことは知らない
 
 
 
ただ 屈伸したくて仕方がないだけ
 
 
 
ただ
 
言えるのは
 
したい!と強く思うときに
 
どこからか不思議と助けが得られる
 
ということだ