2015-10-05 【詩】蛇口から落ちるお湯の粒 詩・句 湯船に浸かっていて 締め切れなかった蛇口から 若い夫婦の様に 音の違う 寄り添った お湯の小さな粒が 一定の間隔で 水面を打っていた 蛇口から落ちたお湯の小さな粒が水面を打つと 水面には波紋が広がりこちらに向かっては途中で消える 水面を打つ音は、すぐさま耳に届き、風呂場に反響した音も後から耳に届く 媒体によって速さは変わる。 昔頭に入れた事を、じっくり観察してみた。