考えるタネと物のミカタ

たくさんの物の見方から、考えるタネが生まれて

自分で表現できない事を直球で表現してくれる言葉が先人の名言として現れることがある

 見聞きしてきた言葉は過去の出来事を表現する言葉であるけれども、中には私たちの現在をそして未来をひらく言葉になりうる。先人たちの残した言葉は人間の知恵だ。ひとそれぞれに心に残る言葉は違うけれども、40歳を手前にした私がどのような言葉に立ち止まったかを備忘録として残しておきたい。

 

「私たちは歴史を通過する人間で、その門番でしかない。後に来る人たちのために生かされているのです。」ブルネロ・クチネリ

「都会で生活するのは難しい。村に戻れ。」「人間の建設」で引用されたルソーの言葉

「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない」明石海人「白描」序文より

To see a World in a grain of sand,

And Heaven in a wild flower,

Hold Infinity in the palm of your hand,

And Eternity in an hour.

William Blake 「Auguries of Innocence」より

「問題をうまく出せば即ちそれが答え」アンリ・ベルクソン

「姿ハ似セガタク 意ハ似セ易シ」本居宣長

「破壊のパッションは、即ち創造のパッションである」

ミハイル・バクーニン

「人というのは成功や勝利よりも「失敗」から学ぶ事が多い」

汐華初流乃「ジョジョの奇妙な冒険第4部」より

「Be Ambitions for the Attainment of all that a man ought to be」

William Clark

「人間一度は不様な恥をかかなければ決して伸びないものだね」

黒澤明

「君が手にふるる水は過ぎし水の最後のものにして、来るべき水の最初のものである」レオナルド・ダ・ビンチ

 それぞれの言葉はには発せられた背景があるけれども、今はそれを自分が受け止めたかが大事なのであって、見るべきは自分の心の背景だ。もしかしたら、上の言葉を発した背景とは違うかもしれないけれど、その言葉で自分の心が動いたことは事実である。こういった言葉を前にして、言葉は時を超えて人を動かしうるエネルギーだと思う。