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考えるタネと物のミカタ

大事な自分の道具。自分を表現する身の回りと考え方を磨こう。

ラグビーW杯20153勝をあげたエディー・ジョーンズHCに学ぶ強い組織作り3ポイント

 28ー18でアメリカをくだし、日本は今大会3勝目をあげた。既に、スコットランドがサモアを36−33でくだし、ラグビーW杯2015 プールBからは南アフリカとスコットランドが準々決勝進出が決まり、日本の1次リーグ敗退が決まっていた。日本ラグビーは世界で評価されてはじめて日本で人気を集めるという現象が起きたと思う。私と同じように、最初は誰でもそうだと思うが、にわかラグビーファンが増えたと思う。今大会は4年後に控えたラグビーW杯 2019 日本大会に向けて、経済的な市場においても心情的な市場においてもそれぞれを開拓する大事な大会であるし、確実にその市場が出来上がったと感じるところだ。

 ところで、今大会を最後に日本チームを率いてきたエディー・ジョーンズ氏が退任することが決まっている。ラグビーにおいての経験や、家族も含めて日本にとても縁のある方であるけれども、日本チームを世界ランキングでトップ10入りを果たし、W杯での活躍は、名将の行ってきた強い組織づくりがあったからに他ならない。多くのメディアで報じられているがここで3つに絞ってまとめてみたい。

 

1.明確なビジョンを共有し道筋を明示する

 「世界の中ではまだ我々は弱い」という厳しい現状認識をした上で、「日本人でも世界で成功できる」即ち「W杯8強入り」という明確なビジョンを作り共有した。ビジョンを共有しても、あまりにも大きな目標の場合「絵に書いた餅」で止まってしまう。体格が物をいうスポーツの中で日本人が他を真似するだけでは超えられない。「ヘッドスタート」に代表される、他の国にはない日本にしか出来ない「ジャパンウェイ」という道筋を明示した。

 

2.緊張感を持たせる

 優れた選手であっても常に緊張感をもつように、選手入れ替えをしてみたり、アメフトのボールを使って敢えてミスを起こさせるといったことを行っている。強くなる過程では、試合に勝ったり成功体験を繰り返すと慢心が生まれる。そこで緊張感を生み出すために、このような施策が必要なのだ。

 

3.自ら考える土壌を作る

 現場で考えることができるチームとなるために、ヘッドコーチは全体的な戦い方を伝えるのみで詳細は現場に任せる。常に変化する現場にあった戦い方を自ら考えることが必要。W杯南アフリカ戦の終盤歴史的な逆転トライを決めたが、HCの指示は同点狙いのペナルティゴールだったという。

 

 簡単に3つにまとめてしまったがその中にはもっと細かい練られたチーム作りがある。1次リーグ敗退が決まって、米戦を前に「ラグビーワールドカップで初めて3勝しながらも準々決勝に進出できなかったチームになる。」と最後まで戦う意義を明確に示すその姿勢に敬意を表します。今大会を通じて、その力を世界に示すことができた日本の戦い方「ジャパンウェイ」。そして世界というフィールドに立っている事を感じれるから、日本の今後の道「ジャパンウェイ」を感じれた大会でした。素敵な大会を有難うございました。

エディー・ジョーンズの日本ラグビー改造戦記―ジャパン進化へのハードワーク

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